【海外在住者確認必須】TaxReturn(税金関係)について

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5歳と2歳の姉弟を育てながら社畜夫を脱サラさせ、夫婦で起業した元崖っぷち主婦【重堂香織】

こんにちは。じゅうどうです。

Stellar Girl’S college は海外在住者が非常に多くおりますが、ヨーロッパ、カナダ、オーストラリアのTaxReturn(税金関係)に関するご質問をオンラインセミナーなどでよくいただきます。

タックスリターン(TaxReturn)とは、大きく言うと日本でいうところの「確定申告」のようなものです。

国によっては、日本のような会社が行う年末調整のシステムがないため、自分で申告しなければならない地域もあるとのことですが、そのルールや提出の方法は各国によっても違います。

今回は、Stellar Girl’S college で実際にBUYMA(バイマ)を仕事としている諸外国に住む女性たちに、ご自身の地域環境におけるタックスリターン(TaxReturn)についてお伺いしたものをまとめました。

各国、地域ごとに

 

1、確定申告の概要

2、申告に必要なもの

3、BUYMA(バイマ)のビジネスをしていく上でのメリットとデメリット

これからBUYMA(バイマ)を始めようと思う、海外在住の方の参考になりましたら幸いです。

*なお、こちらの情報は2023年10月1日時点のものとなっております。

 

Contents

オーストラリア(Australia)の場合

1、確定申告の概要

オーストラリアの会計年度(Financial Year)は

会計年度の開始日:7月1日
会計年度の終了日:630

*個人所得税(Individual Income Tax):個人が収入を申告し、課税対象の所得から税金を支払います。
参考:https://www.ato.gov.au/rates/individual-income-tax-rates/

GST-free 販売(Goods and Services Tax):GST フリーセールスのため、購入価格に含まれる GST の払い戻しを請求することもできます。
参考:https://www.ato.gov.au/Business/GST/When-to-charge-GST-(and-when-not-to)/GST-free-sales/

2、申告に必要なもの

*ABN (Australia Business no)
参考:https://www.abr.gov.au/business-super-funds-charities/applying-abn

*GST Registration
参考:https://www.ato.gov.au/Business/GST/Registering-for-GST/#Overview

<申告の際に自分で用意する書類>
*総売上金額ーバイマ入金リストから該当期間の総売上をダウンロード
*支出(経費)ークレジットカード、銀行などの明細をダウンロード
*収支管理シート
*在庫管理シート

3、BUYMA(バイマ)のビジネスをしていく上でのメリットとデメリット

<メリット>
・GSTフリーセールスのため、GST10%の還付あり
・クレジットカードで買い付けするたびにマイル、ポイントが貯まる
・買い付け時キャッシュバックサイト利用でキャッシュバック

<デメリット>
・円安(2023年現在)

カナダ(Canada)の場合

1、確定申告の概要

*Sole Proprietorship (個人事業主)の登録をする
*Business accountant(ビジネスに特化した会計士)を雇うのがオススメ
*4月末が締め切り

2、申告に必要なもの

*SINナンバー(Social Insurance Number,カナダに税を収めるのに必須のナンバー)
*1月から12月までの各月の総売り上げ、利益、アイテムの購入額を計上
*各月の経費を計上
*各種クレジットカード明細やレシートは監査が入った時に必要になるので、必ず最低でも6年は取っておく

3、BUYMA(バイマ)のビジネスをしていく上でのメリットとデメリット

<メリット>
カナダで個人事業主としてビジネスをするにおいて、取り扱う先が国外(バイマの場合だと日本が対象)の場合はGST/HST(いわゆる消費税)を払わなくて良い

<デメリット>
現地の会計士はアクションがスローな人が多いので、物事はお早めにされてください(笑)

スペイン(Spain)の場合

1、確定申告の概要

詳しい概要は税理士に任せている。
基本的には年に1回年末締めで、5月くらいの確定申告

2、申告に必要なもの

*BUYMA(バイマ)の事業を個人事業で行なっている場合:個人事業主登録の番号が必要

*毎月税理士に領収書、収支管理表などを税理士に毎月提出し、管理を任せている

*税理士にお願いをする場合は労働日ビザ、もしくは配偶者ビザがあれば登録可能かと思う

3、BUYMAのビジネスをしていく上で受けられる恩恵とデメリット

<メリット>
*スペインに会社登録をしている会社、もしくはスペインの会社であればVAT(付加価値税)の還付が受けられる

<デメリット>
*BUYMA(バイマ)に関してであれば、VAT還付がそもそもいただけない買付先などがあり、受けられるものとそうでないものが混ざることで、計算式など管理が面倒

イギリス(England)の場合

1、確定申告の概要

1年間(4/6〜翌年4/5)に1,000ポンド以上を個人事業主(フリーランス)として稼いだ場合、確定申告が必要。
→イギリス政府からの手当がある場合はそれも含まれ、費用(コスト)などを引く前の金額で計算される。
→確定申告をする前に、フリーランスもしくは法人としての登録が必要

*基本的に確定申告も含めて全ての作業はオンラインで完結するが、各々の事情によって細かく違うため、税理士に依頼した方が良い。
例えば、日本に保有している証券の有無や、永住ビザ申請前というステータスであった場合、フリーランス登録(途中から)~確定申告、VAT還付の申告などは素人で行うのは非常に困難である

2、申告に必要なもの

*英国の国税庁(HMRC)のサイトからフリーランス登録し、確定申告を行う
 ▼フリーランスとしての登録方法についての説明
  参考リンク:https://www.gov.uk/set-up-self-employed

 ▼フリーランスとしての登録サイト
  参考リンク:https://www.gov.uk/register-for-self-assessment

  ※National insurance numberNINo/国民番号)が必要

*フリーランスとしての登録後、Unique Taxpayer Reference (UTR)が送られてくる
 確定申告にはUTRナンバーが必要

 なお、登録の過程でGovernment Gatewayという個人のアカウントへアクセスするためのログインID、パスワードを作成
するが、オンライン上からの確定申告にはそれらが必要となる

3、BUYMAのビジネスをしていく上で受けられる恩恵とデメリット

<メリット>
*消費者がイギリス国外(メインは日本)になるため、買付した商品のVATの還付が受けられる
*買付時にはVAT込みの金額を支払っているため、VAT含めた金額がクレジットカードには請求が来る
 よってその分支払額に加味されてポイントがつきます(私は日本のクレジットカードを使用しています)

<デメリット>

イギリスは時給が高いので、コロナが明けた今となっては、外で働く方が有給含めた労働者の権利が結構しっかりと守られていると感じるかもしれませんがそれは、個人差によって選択の意図が変わると思う。

例えばワンオペ育児で子供中心の生活や夏休みなど長期休暇を使って日本に帰国したいという環境が在宅ワークのやり方にハマるなら、BUYMA(バイマ)をはじめとする在宅での仕事を選ぶ必要があると思う。

ただ、イギリスの場合注意すべきはやるならやる、やらないならやらないを家庭環境に応じてきちんと決めてから行動すべきで、確定申告・納税を行う義務はあるが、政府からの支援を何か受けてる場合など自身の環境下をきちんと把握、整理した上で開始することが大切。

例えば過去にあった実例として、家庭環境をよく把握しないままで飛び込み中途半端に稼ぐと支援金だけ打ち切られ、結果的に手元に残る金額が減ってしまうなどという話があった。

イギリスは、収入や貯蓄要件のハードルが非常に高いなどの背景もあるため、各々のビザの申請状況など細かな部分の把握が必要であるという部分が、他国と異なる点でもあると思うため、専門家(税理士など)にが必要

フランス(France)の場合

1、確定申告の概要

tax return はTVA(国内消費税)の還付の事を意味するが、フランスの場合は会社を設立しないと、このシステムは使えない。また、会社間の取引にのみ使う事ができるため基本的にはBtoBが適応となる。

BUYMA(バイマ)を使用する場合は株式会社エニグモが相手となるため、自社 × 株式会社エニグモ での利用が可能となる。

2、申告に必要なもの

*会社名義での商品の請求書(レシートはおそらく不可の扱いとなる)
*ヨーロッパ圏外に商品が出た証明書
*中身の内容、金額、日本への住所での発送がわかる公式な書面
 (こちらは、発送時にDHLや郵便局で作成する物を指す)

3、BUYMAのビジネスをしていく上で受けられる恩恵とデメリット

<メリット>
 *ほぼ全ての商品が、20%offの価格で購入ができる

<デメリット>
 *すぐに還付が受けられるわけではなく、会社設立に関する資本も実費となるため、本気で長く会社として経営していく覚悟が必要

 *還元の期間の選択ができるが、500-1000€の少額を月々還付するような手続きはふめないため、年に1回or2回が理想的スパンとなる。そのため、商品仕入れの際の利益計算式にあらかじめ得られるものとして算出してしまうと、売り上げ金額に波がある場合などは資金繰りに困る可能性がある

 *ハイブランドは会社名義で買えないところが多いため、セレクトショップや、会社名義で問題なく買える商品を探す必要がある

まとめ

いかがでしたか?

各国によっても申請方法やメリット・デメリットも異なるためまずはご自身の在住国でBUYMA(バイマ)のビジネスを行う際にどのような必要事項があるのかを把握することが大切ですね。

Stellar Girl’s College では、駐在同行や国際結婚などを経て、海外在住者となられ、実際にBUYMA(バイマ)を仕事とされている女性が多くいます。

月に1回以上のWEB相談会、365日コミュニケーションが可能なチャットワークなどで、このような直近のお悩みに関して解決できる場所があります^^

BUYMA(バイマ)を仕事にしたいけれど、海外に住んでいて、実際のところどう進めていくのが良いかと悩まれている方は、ぜひ生身の情報が受け取れる場所で学びながら稼ぐを実践してくださいね!

 

心配や不安もあるし、まずは話を聞いてみたい!方はぜひ、現役パーソナルショッパーである、Stellar Girl’s College の講師たちに直接質問することができるオンラインセミナーにお越しくださいね^^