こんにちは、かさまりこと、笠井麻梨子です。
2018年5月14日、メルカリと、ラクマ(旧フリル)で、2つの象徴的な発表がありました。
メルカリは、ついにマザーズ市場への上場承認がおりたこと。2018年6月19日に上場するそうです。
ラクマ(旧フリル)は、現在手数料0円ですが、2018年6月4日分出品分より成約手数料3.5%を取るということ。
全く同じ日に、このような発表があるのが面白いですね。それぞれ、バイヤーにとってどのような影響があるのか、これからどう動いていったほうがいいと思われるか、まとめたいと思います。
Contents
メルカリの東京証券取引所への上場承認がされた!
メルカリは、5月14日、東京証券取引所マザーズへの新規上場が決まりました。実際の上場は6月19日に入ってからだそうですが、承認の段階において、今までベールに隠されていた、内部の懐事情が見えてきました。
https://about.mercari.com/press/news/article/20180514_ipo/
実は、驚くべき?ことが開示情報の中にありました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180514-00000068-zdn_n-sci
16年7月~17年6月の連結業績は、売上高が220億円、経常利益が27億円の赤字、純利益が42億円の赤字だった。17年7月~18年3月の連結業績は、売上高が261億円に対し、営業利益が19億円の赤字、純利益が34億円の赤字。
Yahoo!ニュースより
これだけ次々と色々な事業を立ち上げ、月間のユーザーが1030万人もいるにも関わらず、赤字だそうなのです。
この赤字はなぜ?
この赤字は、実は、アメリカ版のメルカリを利用している人は、注視しておいたほうがいいことなんです。
そう。ズバリ赤字の原因は、「アメリカ版メルカリ」なのです!
なぜなら、アメリカで同じようなフリマ形式のビジネスと展開しているのは、あのebay。
以前のアメリカ版メルカリは手数料0パーセントでしたので、アメリカ人にとってebayではなくてメルカリを使うメリットがあったのですが、現在は手数料10%。
ebayも似たようなものですので(時期によって出品料ととる場合もありますが、結構な頻度で出品料0%キャンペーンをしています)それだったら大手に出すほうがいいと思うのが人の心というものです。
しかも、ebayもアプリで出品できるし、Googleでの検索ヒット率も高い。
確かに最初は出品制限などありますが、大量出品を考えていなければ、取引を普通に行っていれば徐々に出品制限枠は上がっていきます(リミットアップとも言いますね)
というわけで。。。正直アメリカ版メルカリを使う理由がないのです。。。
上場に当たって、アメリカ版メルカリがどうなるかは要チェック!
上場にあたり、当然のことながら会社としては営業利益を圧迫しているものをどうするかということを考えるポイントに来ていることでしょう。
なので、もしかしたらいきなり
「アメリカ版メルカリ廃止!」
とまではいかなくても、何かしらの対策は打ってくると思いますので、特にアメリカにいらっしゃる方はチェックしておいたほうがいいと思います。
アメリカにいらっしゃる方が日本版メルカリを行う場合に注意しなければならないことはこちらにまとめています!
日本版メルカリに影響は?
さて、日本版メルカリへの影響はどう予測されるでしょうか?
残念ながら、メディアを見ていても、メルカリはとても推奨されている印象を受ける一方で、3ヶ月に1回くらいの割合で
「こんなものが売られていた・・・」
というニュースが上がって来ます。
上場するということは、その悪いニュースが如実に株価に反映されるということ。
ですので、メルカリでの規制品の販売に関してはより厳しいチェックと罰則がかかることが予測されます。
もう一点、もともとメルカリは「個人間の売買」を推奨するところです。
ですので、ものすごく「業者」を嫌います。「業者」という定義はどこからどこまでがそうか、というのは実は難しいところですが、「一目見て業者である」「利益目的で販売している」というものはより排除される危険性があります。
具体的には
・ツールを使った販売(すでに今まで2回ほど制裁が入っています。今後も続くでしょう)
・過度な再出品(ツールとみなされる)
・同じ写真を使いまわした出品(業者と判定されやすい)
・立て続けに同じ商品を出品する(業者と判定されやすい)
・同じ文言を使いまわしている(ツール、業者と判定されやすい)
この辺りは特に注意が必要だと思います。
「え!私やってる・・・」
と思われることも意外と入っていたのではないでしょうか?そうなんです、手作業でやっていて、地味ーに利益を出しているつもりでも、意外と目をつけられたり、ライバルに通報されて出品停止になったりします。
ですので、対策としては
・再出品は一定の期間をおいて行う
・同じ商品を出す場合でも写真と説明文は少し変えてあげる
この辺りは少しでもいいので、行うといいと思います。
「うわー怖いな・・・」
そう思われたかもしれませんが、一方で一般的には上場というのは、メルカリ自身の資金が増えて、会社としてもきちんと第三者の目が行き届く場になるということなので、とても良いことです!
すでに「メルカリアッテ」「メルカリNOW」「Teacha」など次々と新しいサービスを打ち出していたり、配送サービスに関してもらくらくメルカリ便がセブンイレブンにも郵便局にも対応になり、より使いやすくなったりしていますが、これから上場してパワーアップするメルカリが楽しみですね!
ラクマ3.5%の手数料が6/4よりスタート!
もう一つ、同じ時期に出た、この発表。
いつ来るかな〜と思っていたのですが、ラクマもついに手数料を取り始めます。このことはおそらく、ラクマとフリルが合併した時から決まっていたのでしょう。
なぜそう思うか?それは、
「他にラクマとフリル自身が利益を出す方法がないから」
です。見ればわかるように、特に広告を貼っているわけでもない。かといって手数料も取らなければ、ラクマは運用する費用をどこからも回収できないので赤字垂れ流しです。
そんなビジネスはいつまでも続けられないですよね。
このタイミングで踏み切ったのは、おそらく
・ユーザー数が一定程度集まった
・固定で使うお客さんもしっかりいる
から、手数料を少しいただくことにしても、お客さんは逃げないだろうという判断の元だと思います。
ラクマのこれからの手数料は、3.5%。メルカリは10%ですので、それでも安いですよね!
この手数料の付け方はかなり絶妙だったと思います。
しかも、書いたように、「一定程度のユーザーがいるから」できた判断だと思いますので、出品する私たちにとっても朗報と言えると思います。
手数料は少し取られるけど、お客さんがしっかりいて、買ってもらえる
そう判断して良いと言えるからです。
ですので、今まで以上に、ラクマにも力を入れて出品したらいいと思います。
ラクマの手数料はいつからスタート?
とはいえ、出品手数料無料なら、無料のうちに出しておくに限りますよね!というわけで、いつからスタートか?
販売手数料がかかる条件
販売手数料が発生するかどうかは
『6/4(月) 9:59 までに出品しているか』 『6/11(月) 9:59 までに(購入者が)支払い完了しているか』によって決まります。
詳細はこちらhttp://news.fril.jp/entry/20180515をご確認いただければと思いますが、
そういうことですので、6月4日までに出品!急ぎましょう笑
バイヤーをしていると、このようなニュースが一体どんな意味があるのか、少し考えるようになって面白いですね!
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