右:重堂香織(じゅうどうかおり)
Stellar Girl’s College(通称SGC) 校長
左:増田雪絵さん
重堂:本日は、増田雪絵さんにお越しいただいて、お話を聞いていこうと思います。
早速ですが、お名前と住んでいる場所と家族構成を教えてもらってもいいですか?
雪絵さん:はい。増田雪絵、36歳です。
家族は小学校6年1年生の男の子と1歳になる男の子と38歳の旦那さんの4人家族です。
重堂:ありがとうございます。年齢まで(笑)
雪絵さん、昨年SGCの関東ランチ会に参加いただいた時に、臨月で来てくださったんですよね。
その時はアメリカから講師が帰ってくる、それに伴い他の講師たちも関東に集まる、、、そんなスペシャルな会で、
「なんとしても絶対行きたい!」
と超心配される旦那様横目にご参加されて、なんと次の日に出産されるという、、、笑
そんないい子すぎるおぼっちゃまも、もう1歳!
信じられないぐらいの時の早さではありますけれども、在宅での仕事歴って、どのぐらいですか?
雪絵さん:本当に月日が流れるのは早いですよね、、、
BUYMAをスタートして、実はもう4年半になります。
重堂:すごいですね。オリンピックと同じ周期ぐらいの歴があるってことですね。
雪絵さん:2019年のコロナ前ですね。ちょうどNさんと同じようなタイミングでSGCに入学したのでかなりの古株ですね(笑)
重堂:ありがとうございます。
古株とおっしゃいましたが、まだ4年半か、、もっと一緒のいるような気がするなって感覚がありますね。
コロナ渦中で大きく世の中が変わっていくという中で、この在宅という働き方の背景も大きく変わりましたよね。
雪絵さんは4年半ぐらい前の在宅ワークっていうと、BUYMA抜きにしたら、どんなイメージがありましたか?
雪絵さん:イメージわかないですね、、、
そもそも在宅で働くってことを、考えたこともなかったんですよね。
外に働きに行くのが当たり前で、家でやるっていうのは、システムエンジニアの方とか、専門職ってイメージで。
一般の主婦が家で働くっていうイメージもなく、
「働く=外に行く」
のが当たり前っていう感じでしたね。
重堂:ありがとうございます。
おっしゃるとおり、「普通じゃない感」の方が大きかったですよね。
在宅ワークって世間的に言うと、お家の中でできること、いわゆる内職ですよね。
シール貼ったりとか、封筒作ったりとか、そんなイメージしかなかったかなと思いますけれども、このコロナを経て、各企業の取り組み方も大きく変化して、在宅ワークOKよ、リモートワークOKよという時代になりましたものね。
そんな世論に真っ直ぐだったのに、何でそもそもこの働き方を、雪絵さんは選択されたのですか?
雪絵さん:ちょうど始めたのが、上の子が生後半年過ぎたぐらいの時だったんですけど、私は育休中で、育休手当をもらっていました。
その時、「もうちょっと増やしたい(お金を)な、、、」と思って。。。
実はBUYMAをやる前に、携帯の副業サイトをしようと思っていたんですね。
いわゆる「携帯 副業」みたいな検索ワードで何気なく探していた時に、副業サイト一覧みたいなのが出てきて、その1位にあったものをやってみようとしてスタートしたのが1番最初の在宅ワークの始まりでした。
ところがこれがとんだ大失敗を招きまして、、、
インターネット掲示板でお悩み相談みたいなものを受け、ちょっとした報酬を受け取るというとても簡単な仕事内容ではあったのですが、それ、詐欺だったんですね。
最初の入り口は無料なんですがいざ、報酬を受け取るってなったときに、数千円の会員登録が必要ですから始まり、受け取るシステムかなんかを作るのに、ちょっとお金がかかりますみたいな感じでアップグレードしていくような形で。
でも、その事務手数料でかかったお金は、最後全部返金されるから安心してねみたいなところに期待してしまったんですよね。
で、まんまと最終的にそれで180万円。。。
重堂:!!!!!!!!!!!1
雪絵さん:思い出すには酷なんですが、大まかに言うと、無料からスタートして最初は5,000円。その後、連絡の受け取りができなかったとかで、もう1回やります。じゃあそれで、またいくらですっていう、金額がちょっとずつ上がったんですよね。
一気にドカンって上がったタイミングで気がつけよと思うんですが、「最後には全部返ってきます」という文言を信じてしまって、途中でやめられなかった。
その時の心理状態って少しおかしくて、
ここで私やめちゃったら、お金返ってこないじゃん!
という方向になってしまっていて、、、今考えれば、返ってこないんですよ、そんなの。
お金に困ってるときって、盲目になってしまうし、自分のいいように考えたいから、大丈夫、返ってくるから、返ってくるからと思って、どんどんお金を入れてしまったんですね。
最終的に銀行のロックがかかって、窓口に行かないとロックが解除できないとなりました。
その時に、弁護士の無料相談で話したら、それは悪質なものですよと言われてやっと我に帰った感じでしたね。
実は私、キャッシュバッグで1万円もらっていたんです最初に。
その際、受け取りの証明を書いたのですが、小さく書かれている「規約」とか普段読まないじゃないですか。相手も信用してしまっているわけで。
そこに「SNSに載っけません」「裁判にあれしません」みたいな文言が書いてあったんですよね。
きちんと読まないで、ただ目の前にある現金1万円もらえた、ラッキーみたいなところだけで判断してしまっていて。
弁護士さんからは「サインして受け取りしてしまっていたら、裁判は立てられないんですよ」と教えてもらったことで、
「あ、私1万円握らされて、100万円以上取られたんだ」
ってことに気がついたんですね。
結局そのことは未だに家族にも言えていないですし、悔しさと絶望感しかないなかで、なんとかそのお金を戻さないとって思って、実態がしっかりあって、自分の力で仕事をしていくということが体現されているSGCに入学したというのが経緯ですね。
ネットで失敗したのに、再びインターネットを使った仕事をしようというのは今思えばよくやったなと思いますけれどね。
重堂:本当ですね。何か突き動かされるものがあったのでしょうか?
雪絵さん:SNSでたまたまSGCの広告を見かけて、最初は無料のメルマガを読んだのですが、そこに書かれていた志穂さんの内容が、すごく刺さって。
でもケチだから、まずは教科書だけ買って自分でやろうと思って(笑)
結局文字を読むのが得意ではなかったから、教科書だけ買ってもできないなっていうので、SGC入学することになりました。
会話が遠回りしてしまいましたが、最初のきっかけは詐欺に引っかかってしまったっていうところですね。
重堂:ありがとうございます。
心中辛いこともあったと思うし、家族にも言い出せないというフェーズを経て、これだけの方にギブしてくださったっていう姿に、まず私はすごく尊敬の意を示したいです。ありがとうございます。
大概の詐欺案件とかは、ひっくり返してみると実績がなかったり、体現できる場所が存在してなかったり、困ったなーという人のうずめく心の隙間にうまく入ってくるっていう感じというのが本当に難しいところですよね。
今、この話を聞くと、納得できることも、いざその渦中にいると判断軸がぶれてしまうこともありますものね。
この「判断する」「決断する」という軸は、個人事業でやっていく上でとても大切で、
自分で決める
ということ一つ一つが学びになるし、いい意味で失敗にもなるんですよね。
今きっと雪絵さんは、お金以上のものを手に出来たのが、この4年半だったのですね。
貴重なお話、ありがとうございます。
そんな経験も踏まえ紆余曲折があった在宅仕事だと思いますが、この仕事してきた中で一番印象に残っていること、あれば教えてもらえますか?
雪絵さん:これというエピソードよりかはBUYMAで買うお客さんは、機械的ではなく、コミュニケーションが発生しますよね。
そのやりとりは楽しいなってずっと感じていて、私はお客様と会話ができる問い合わせは、結構好きなんですよね。時代の流れとともに、機械的にどうしてもなってくる部分があると思いますが、それだけでなく、人の温度感を感じられるところはBUYMAの面白さかなっていうのは、売れてるときも、売れてないときも感じますね。
あとは海外って結構適当なところがあって、たまにその度肝を抜かれる時ですかね。
1年後に商品が届いたりとか(笑)
印象的なエピソードといえばそんな感じですかね。
重堂:ありがとうございます。
本当に、雪絵さんのもともとの気質もあると思いますけれども、BUYMAはインターネット上でしか存在していないお店なので、裏の姿としてはひたすらパソコンに向かって黙々、、、という感じですものね。
ただそういう中でもお客様とのコミュニケーションの中で、感情の刺激はありますし、好きな方は、このラリーが楽しんでできる場面でもありますよね。
ご意見やクレームなどはどうでしたか?ありましたか?
雪絵さん:私はあんまり大きいクレームとかはもらったことがないので、大きなトラブルっていうのは、そんなに経験がないですね。
なんか困ったなという時に、SGCのチャットを見て、そんなお客さんもいるんだなっていうことを拾い上げて自分の対応に役立てたりとか。
自分が経験してないことも、他の方からのシェアで、自分の経験になるというのを体現できるのが、私にとっては本当に学びが深まったところでしたので、BUYMAとSGCがあって、より深く楽しめたなって思います。
重堂:ありがとうございます。
BUYMAをやっていく中で、やっぱり困っていることもそうだし、お客さんって、すごい変な言い方すると、くじ引きみたいなもんだと思うんですよね。
同じ商品買ってもらったとしても、「ありがとう」って受け取ってくれる人と、全く同じ対応しいてもご意見いただいてしまうこともありますものね。
参考までに私のチームはですけど、そういう人が来たときに、「今日おみくじ大凶だったわ」って言いながら、感情抜きに淡々と処理するっていうことをしたりとかして、、、(笑)
なんとか楽しむほうに持ってくっていうところは、チームづくりとかでも大事なんじゃないかなと思いますしね。
それこそ開始早々の時は、自分の知識もないし、経験もないし、分からないことだから、何かご意見を言われるだけで、ふっとひるんでしまうことがあるけれど、雪絵さんの場合は、そういったことを、SGCを上手に使って解消されてこられたっていうことですものね。
雪絵さんのすごいところは、ものすごい行動力の持ち主で、例えばランチ勉強会を福岡で開催する!って言ったら、飛行機飛び乗ってくるし、大阪でやるといえば何時だろうと新幹線に乗車しているという感じで。
妊婦さんだからとか、子供が小さいからとか、本業があるからとか、そういった事情はまず横に置いておいて行動する!というのを実行している姿を見ていて本当にすごいなと思っていました。
そして会ってみるとものすごくきめ細やかに対応されていて人のために動ける人ですよね。
よくSGC内部では、「たった10ヶ月しかないのだから、SGCを使い倒しなさい」って言われると思うのですが、それを実直に体現してこられた雪絵さんが同じ質問をされたら何をしたら使い倒したと言い切れるかを教えていただけますか?
雪絵さん:私は正直なところ、講師タイムも取ったことがありませんでしたし、WEBでの相談会も、入学して1年近くはほとんど出たことがありませんでした。
リアルタイムで聞けなかったり、リアルランチ会も平日だし、いつか行けたらいいな、タイミングが合えば行きたいなと受け身だったんですよね。
でもコロナがあって、結局ランチ会が2年ぐらい開催されなくなった時、行きたいと思ってたら、もうなくなっちゃったと思って、、、
いつかって願っていても来ないし、こんな突然ガラッと世の中が変わってしまうことってあるんだなと。
その経験があったから、ランチ会復活しますという案内を受けて、何曜日だろうが何時だろうが私、絶対行こうと思ったんですよ。多分そのときに初めて重堂さんにお会いして、お手紙を書いて、、、笑
重堂:そうでしたよね^^
雪絵さん:もう会えたことの喜びたるや!
実際こうやって画面で見てる人に、生で会えたっていうのがすごくうれしくて、そこからちゃんとSGCに参加するようになりました。
だから、内部で行われている日々のWEBはもちろんですが、私はSGCでこれいいよって言われたものは、大体受けました。
Life Buddy(ライフバディ)というお金の講座
プロファイルテストという自分を知るための知識
呪縛解放講座
がそうですね。
こういった場所を通して実際に会って、自分じゃ気づかない良いところ他の方から教えてもらうことで、ちょっとずつ自信を取り戻すことができました。
一見、BUYMAの実務とは関係ないって思ってても、行動したことによってまたBUYMAにもやる気が出たし、すごく自分に対しても自信が持てるようになったんですよね。
だから、正直4年半経って、SGCを卒業するという決断も、そこに入って、一番最後にできた決断だったんです。
私はSGCが大好きで、ここにいる講師の人とかが本当に大好きで、だから、辞められなくなってしまいました(笑)決断できたのは、これらの経験を通して、
「自分はもう完走したんだ。途中リタイヤじゃなくて完走したから、これは胸を張って卒業しよう」
と思えたからです。
「SGCを使い倒す」っていうのは、講師タイムを取るだけじゃない、相談会に出るだけじゃない。提供されている色々な機会を自分で選択して行くっていうことだと思います。
昔祖母に言われた言葉で、
「物は盗まれたり壊れたりしちゃうけど、自分が学んだ知識っていうのは盗まれないんだよ」
って教わった時、当時はピンとこなかったけれど、今は体現したからこそ本当にそう思いますね。
せっかくSGCのような安心できる環境があるのだから、BUYMAでお金を稼ぐという物理的なところだけじゃなくて、仲間を見つけたり、自分で選択をするということを自信を持ってしていけるようになってほしいですね。
きっと私みたいに、副業渡り鳥のようになって良くないところに引っかかってしまうことがあった方もいるかと思いますが、お金の不安って、一番人間の弱いところだから自分が弱っていると見抜けないんですよね。
私も全然まだまだお金の不安はあるけど、自分に自信が少し持てたから、そこが今までとは大きく違うなと思いますね。
重堂:ありがとうございます。熱い想いを語っていただきましたが、SGCって雪絵さんにとってズバリ一言でいうと、どんな場所ですか?
雪絵さん:ずばり、宝島です。
重堂:いい表現ですね。
それぞれ宝の大きさも輝きも違うと思いますけど、上陸した島の中を歩くのは、あなた自身で、BUYMAというのは大きな船の1つにしか過ぎないんですよね。
大きな宝1つを見つけて瞬間的に喜ぶよりも、宝を見つけ続けるって方が何倍も難しくて、まさに志穂さんが伝えている、1回100万円をドカンと稼ぐよりも、10ヶ月継続して月収10万円を稼ぎ続けるほうが大変だし、価値がある。
様々な表現方法があると思いますが、自分を知り自分にとっての宝の地図を手にして、どういう道順でどんな宝をいつまでに見つけるのかという旅を、SGCでは叶えて行きたいなと思いますね。
雪絵さんは4年半の旅の中で、宝は見つかりましたか?
雪絵さん:そうですね。私は「人」という宝をたくさん見つけることができました。仲間もたくさん、大好きな人もできて、私好きな芸能人いないし、好きな人もいないし、本当に今まで何かに固執したことはないんですよ。でも、今は多分SGCの推し活をしてんだろうなっていうぐらい、、、笑
重堂:そんな場所で在れるのは私たちもとても嬉しいですね。雪絵さんの中では、アイドルと同じぐらいの領域に達してくださっているというね(笑)
では最後に、推し活も含め仕事をしていく上で大事にしていることを教えてもらえますか?
雪絵さん:自分を抑えて、自分のやるべきことをやるです。
重堂:なるほど!その抑えてっていうのは、悪い方向に暴走してしまう部分という解釈でいいですかね。
雪絵さん:自分を分析した時に、「認めてほしい」「褒められたい」っていう、尻尾を振るだけのワンちゃんだったってことがわかったんですね。承認欲求が強いんです。
良い部分ももちろんあるけれど、それだけではつまずくし、落とし物もたくさんするし、忘れ物もするし、結局褒められずに自己嫌悪。
だから、そこの感情は抑えて、自分が良い方向にいくためにやるべきことかなと。
自分のすべきことを焦らず丁寧にやると、結果褒めてもらえて、また頑張ろうみたいな。
なので、自分の悪い部分は抑えて、やることをやるのを意識していきたいですね。
重堂:ありがとうございます。
この自分を俯瞰してみるのは、どの気質の方にも必要ですよね。よくわからないって方は、まだ純真無垢だった幼少期にどんなことで私よく褒めてもらってたかな?と振り返ってみてください。
自分という人間の輪郭が少しハッキリするかと思います。
雪絵さんはそれを4年半という時間の中で少しずつ見つけられたわけですが、SGCとの出会いというところに飛び込まれたことがまさに自分を見つけるきっかけになってくださったわけですね。
本日をもってSGCをご卒業なさるということで、個人的にはめちゃくちゃ寂しいところではあるりますが、何より、こうして自信を持って完走しきっての卒業は誇らしいと思います。
これからもSGCの推し活に励んでくださる雪絵さんに乞うご期待!ですね。
本日は貴重なお話とお時間をありがとうございました。
雪絵さん:ありがとうございました。