こんにちは、笠井麻梨子です。
アメリカ海外バイヤーにとって、最も嫌な時期ってご存知ですか?
それは、ズバリ、11月から2月。
それはなぜか・・・サンクスギビンからクリスマスにかけて、アメリカ中がクリスマスカードやらクリスマスギフトを送り合い、大変な配送量になるんです。仲良しの配達員さんに聞くと、朝の6時から夜の8時までやっても間に合わない量。郵便局まで3回荷物を取りにいけない始末だそうです。
それによって、普段であれば5営業日では確実に届く商品も、7営業日以上かかったり、国際郵便にも大きく遅延が出てしまってヒヤヒヤするんです。。。
さて、今日は、アメリカから日本に向けての国際郵便のお話。
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国際郵便を取り扱っているところって?
日本にも郵便局、佐川急便、ヤマト運輸があるように、アメリカにもいくつか国際郵便を送ってくれる配達会社があります。
アメリカからの配送サービスで有名どころの会社といえば、
●USPS((United States Postal Service)
http://www.usps.com
●UPS(United Parcel Service)
http://www.ups.com
●DHL(ディーエイチエル)
http://www.dhl.com/
●FedeEx(Federal Express):
http://www.fedex.com/
この4つが有名なところとしてあります。
他にもヤマト運輸がニューヨークなどの大きな都市ではあります。
この中でも、最も割安で、一般的に使用されるのが、一番上のUSPS。
このUSPSは日本でいうと郵便局です。
ここでは、こちらのUSPSを中心に説明しようと思います。
USPSで扱われている国際郵便の種類は3つ!
First Class Mail International
こちらは1.8キロ(4Lbs)、縦横高さが91センチ(36インチ)までの荷物に使うことができます。
保険が無く、郵便の追跡サービスも簡易的です。
アメリカから日本まで、7日~15日位の日程で到着します。
軽めの荷物であればこの送り方が最も一般的で、私も最も使用頻度が高い郵送方法です。
重さは、商品だけでなく、もちろん梱包資材を含めたものですので、お気をつけくださいね。
ちなみに、この単位ですが、4Lbsと書いて、4ポンド、と読みます。
なんでなのか・・・謎(笑)
さらに、ちなみにですが、BUYMA(バイマ)では、追跡がないという理由で、「送料込みで5万円未満の商品のみ」に使用して良い郵送方法ですので、ご注意くださいね。
大体の目安として・・・
250グラムまでで14ドル
1キロまでで23ドル
1.3キロまで34ドル
1.8キロまで50ドル
です。さらにちなみにですが、大人のスニーカーが大体1キロ。
ですので、何かを送る際にはそれを目安に考えたら良いと思います。
アメリカ国内は追跡可能です。
追跡サイト
https://tools.usps.com/go/TrackConfirmAction!input.action
日本に行っている様子がわかる場合もありますが、なぜかムラがあります・・・。
Priority Mail International
上記の「First Class Mail International」で、重量&サイズオーバーしてしまう郵便物は
このサービスを利用することになります。
重量制限は29キロ(66ポンド)まで、サイズ制限は274センチ(108インチ)までです。
郵送物に保険をかけることが可能で、追跡サービスも利用できます。
アメリカから日本まで、6日~10日位の日程で到着します。
BUYMA(バイマ)では5万円以上の商品はこちらを使うことが多いです!
大体の目安として・・・
450グラムまで44ドル
1キロまで49ドル
1.3キロまで54ドル
1.8キロまで59ドル
2.3キロまで64ドル
3.6キロまで68ドル
追跡はこちらから可能です。
アメリカから日本までの追跡サイト
https://tools.usps.com/go/TrackConfirmAction!input.action
日本国内に荷物が入って以降の追跡サイト
http://tracking.post.japanpost.jp/service/jsp/refi/DP311-00100.jsp
Express Mail International (EMS)
EMS国際スピード郵便で、日本からアメリカに荷物を郵便局から送ると、こちらになります。
重量制限などはPriority Mail International と一緒ですが、届くスピードが違います!
アメリカから日本まで、3日~5日位の日程で到着するんです。
火曜日に出したら、税関で引っかからなければ金曜日にはつきます。
大体の目安として・・・
450グラムまで62ドル
1キロまで67ドル
1.3キロまで72ドル
1.8キロまで78ドル
2.3キロまで83.5ドル
3.6キロまで87.5ドル
もちろん、品物の追跡サービスも利用可能です。
ちゃんと日本郵便局ともつながっていて、こちらでの追跡が最初から可能です。
http://www.post.japanpost.jp/int/ems/index.html
他のUPSやFeDexにも話を聞きに行ったことがあるのですが、目が飛び出るような高さで、私はUSPSしか使っていません・・。
が、FeDeXは例えば超重要文書を送る場合はしっかりと相手に届いたことを知らせてくれるサービスや、貴重なものを送るためのサービスなどがあったり、早さにはとにかく定評がありますので、何か超貴重品や重要文書を送る際には、他の配達業者を検討してもいいかもしれません。
国内に限っていうと、USPSとUPSから商品が各店舗から送られてくることが多いです。
たくさんの商品がおうちに届く?!BUYMAについて、少し勉強してみようかな!と思われたらぜひこちらにご登録くださいね。無料で7日間のメールレッスンを受けることができます^^
ただの手紙は、普通の切手でアメリカから日本へ送れます
ところで、普通の手紙はアメリカから日本へ送るときも上記の価格がかかるのか、
というとそんなことはありません。
はがきは、34セント、レターは49セント~(規定サイズ外だと、70セント~)という感じで国内だと送れます。
アメリカから日本までクリスマスカードを送る場合には、ざっくりとですが、2ドルくらいで送れます。
2ドル分の切手を貼ってもいいですし、窓口に持って行って、2ドル分の証明を貼ってもらうことも可能です。
日本の郵便局と一緒ですね。
日本と同じように、記念切手のようなものがあって、人気のクリスマスや、バレンタインのものは瞬時になくなります笑
ところで、宛名の書き方ってどうなってるの?
アメリカに来た時、もう、超戸惑ったのが、この宛名の書き方です。
簡単な覚え方は「お尻から」(笑)
日本だと、
郵便番号
県名、市区町村、地域名
番地とアパート号室
名前
の順ですが、この逆です。
名前
番地とアパート号室
地域名、市区町村、県名、
郵便番号
です!
〒432ー2087
東京都 目黒区 目黒
2-12-35 マリマリアパート305
笠井麻梨子
↓↓
Ms. Mariko Kasai
2-12-35 Marimari305
Meguro Meguro-ku Tokyo
Japan 432-2087
こんな感じです!切手を貼る場所も逆ですよね。これも日本人的には気持ち悪いポイントです笑
郵便を出すときの注意事項は?
- 絶対に間違えてはいけないこと
ズバリ、郵便番号と番地!!
これは日本でも一緒ですよね笑
- 建物名は大体で大丈夫!
特にお客様からの注文があった場合、日本語で書かれたのをどうやってローマ字表記にするのだろう・・・と思われるかもしれませんが、大体で大丈夫です。
郵便局員さんが読みやすいように書いてあげてください。
- 『区・郡・市・町・村』などは、
・Meguro-ku
・Koufu-shi
などとハイフンで区切りましょう。
これもルールではないのですが、普段見慣れない郵便局員さんが間違えないようにするためです。
- 手書きで住所を書く際は、最後に『JAPAN』と「赤文字」や「大きめ」、
「囲い文字」で目立つように書いた方が良いです。
一番大事な視点は、「普段日本語の読み仮名をローマ字で読み解くアメリカの郵便スタッフと、普段ローマ字に慣れていない日本の郵便スタッフさんが見やすいようにすること」
これにつきます!
荷物一つにしても、たくさんの人が関わって、届けたい人に届くわけです。
関わる人が気持ちよくスムーズに、を意識して出せるといいですね♪