【くらすぎまいの裸心】在宅ワークとは最強の矛である

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姉弟を育てながら社畜夫を脱サラさせ、夫婦で起業した元崖っぷち主婦【重堂香織】

左:重堂香織(じゅうどうかおり)

Stellar Girl’s College(通称SGC) 校長

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右:藏杉 舞さん


重堂:本日は、おなじみ、舞講師にお話を聞いていきたいと思います!

舞:よろしくお願いします!

 

重堂:本日(収録時:2024年12月9日)お誕生日ということでおめでとうございます!

舞:ありがとうございます^^

 

重堂:ではそんなおめでたい日に早速ですけれど、お名前、住んでいる場所、家族構成からお願いします。

舞:藏杉舞(くらすぎまい)です。本当は結婚して名前が変わってるんですが、私のこの苗字は私の一族しかいないし、覚えてもらいやすいので^^
住んでいる場所は広島県で、夫6歳の男の子、4歳の女の子、2歳の男の子の三人の母をしております。

重堂:ずっと広島?ご主人もたしか西の方出身でしたよね?

舞:はい、ずーっと広島です。主人は長崎出身ですので西側ですね。

 

重堂:ありがとうございます!では次に、在宅ワーク歴を教えてください。

舞:はい、自分の事業としては2019年の3月からスタートしたBUYMAのバイヤーが1番最初の在宅ワークなので歴としては5年目になります。

その前に実は夫も物販業を担うきっかけがあって、そのお手伝いをしていたことはあります。

 

重堂:そうだったんですね。ありがとうございます!2019年なんてほんの数年前と思ったけど、意外にもう5年も経ってるんですね(^^;;

そもそもなぜ、在宅でのお仕事を始めようと思ったのですか?

舞:夫が先に在庫を持って物販業をスタートしたのですが、正直最初はそこにあやかって生活したかったし、甘えたかったという動機もあって手伝いをしていました。

けれども現実的には、夫の物販業がうまくいかなくなって、金銭的なダメージがとても大きかったんですね。もともと私自身は気性が激しい方で、産後1年間はメンタル的にも鬱っぽくなったりしてすごく大変でした。

つまるところ、慣れない育児と向き合い続けることも難しい中で、外で働くなんて持っての程。

今後のことも考えると、子供が1人だったらもしかするとそのままでもよかったかもと思うけれど、私自身が三姉妹で育って今でもすごく仲が良いし、夫は島育ちの一人っ子で兄弟というのに憧れもあってと考えると、、、

我が家の結論としては、「家で稼げること」というのが大きなキーワードになったんですね。

そこから色々と調べていくうちにBUYMAのバイヤーにたどり着きました。

 

重堂:なるほど!それまではBUYMAとは全然無縁だったんですか?

舞:そうですね。昔買い物はしたよな、、、ぐらいの淡い記憶だけでした(笑)  
  ただ、昔から人と違うものを好んでいたからオシャレするにも着たいものを、すっごいリサーチするんです。
  レースの位置とか生地のアレコレとか調べているうちにBUYMAにたどり着いた感じだったと思います。

重堂:なるほど!そうやってリサーチしていくうちにBUYMAを知って、まずはお客さんだったかもということを経て、結果的にまた舞い戻ってきて今度は売る側として見つけたっていうのはすごい。

バイヤーという仕事があると知ったのは偶然だったんですか?

舞:そうですね。在宅でできる仕事っていうのを必死に仕事探していたけど、昔でいうところの「文字打ち」みたいなのしかなくて、全然稼げないことは分かっていて。

ただ今よりネットで稼ぐ的なものってとにかく怪しそうなものしかなくて、そんな時に当時Facebookで志穂さんが書いているブログが上がってきたんですね。

読み進めていくうちに、「めっちゃ良い仕事じゃん!」と思ってたんです。

稼ぎ方もそうだし、家事育児と両立できる時間の使い方も理想的だったし、副産物で得られるポイントの恩恵の話とかもとても具体的で。

ただ、気持ち的にも怪しさが先行していた時代だから、「花井さんってバーチャルな存在じゃないかな」と思って疑っちゃって(笑)

夫と話をした時に、実は夫が一方的ではあるけれど、志穂さんの存在を知っていたことを知って実在しているとわかって不安は拭えました(笑)

 

重堂:「実態がある」「実績がある」って本当に大切ですよね。情報を掴むのは自分だけど、文字だけ、雰囲気だけではなくて信憑性があることに納得できた上で、実際どうやって自分の生活に落とし込んでいくかまで描けていないと、仕事にしていくのは難しいですものね。

そんなBUYMAとの出会いがあって順当に利益を伸ばしてきている舞ちゃんで、私の中では舞ちゃんといえば神のリサーチと思い込んでいるんですが、そもそもの根底に「好き」があるんですね。

人と違うものを選ぶぞ!

という情熱が元々あったからこその出会いだったんじゃないかなって思います。

 

さて、そんな舞ちゃんのBUYMAライフの中で1番気になるのはその「時間」の使い方ではないかなと思っていて。

子供が3人いて、半分以上まだ幼児ですよね。
ましてやその子たちもアレルギーを持っていたりして神経を使う場所も多い。

ご主人も外で働いていて、家事育児があって、Stellar Girl’s College(通称SGC) の講師も運営業もあってさらに自分の物販事業を担っていて、先月は月収80万円をBUYMAで稼いでいる、、、

誰もが平等に与えられた24時間を、舞ちゃんは一体どう使っているの?

というのが次の質問です。

 

バイヤー業をスタートした頃は、子供も1人で状況も今とは違うかもしれませんが、初めた頃と今の1日を比較して、大枠のタイムスケジュールを教えてください!

 

舞:スタートした時は、「BUYMAでやるぞ!」意気込んでいたんですが、前の職場からパートでもいいからやらない?のオファーが来たので迷ったんです。

ただ、在宅のみにして育児との間で窮屈になるよりは人間関係も好きだったし、その時の直感というか野生の嗅覚的な部分に頼って、最初から二足の草鞋をはくことを選びました。

なので、大まかですが子供を保育園に預けた後、8:30頃から13:00頃まではまずパート勤務をして、13:10から15:30頃までBUYMAして、お迎えに行って帰宅してから一気に家事育児をして、、、

海外のネントレとか調べまくって、20:00には寝かつけが完了している状態を作って、20:00から翌朝の2:00am頃までがBUYMAの時間でしたね。

重堂:夜の女だったわけですね(笑)

で、今は?

 

舞:そうです。夜の女でした(笑)

今は大体7:00am頃には子供たちを送り出して、8:30amには自分が一人になれるようにしています。現状BUYMAのバイヤー業にはとてもメリハリをつけていて、5日連続何もしない日があったり、逆に1日篭もって8時間耐久リサーチしたりとか(笑)

これが私にとっては心地のよいバランスだからなんですね。

他の物販もしてるのでそちらとのバランスを重要視したり、Stellar Girl’s College(通称SGC) の講師業や運営に関わる仕事もしていますが、スタート時期に比べると、だいぶ自由に使える時間は増えたかなと。

 

重堂:お子さんとの時間軸は?

舞:夕方16:00頃にはお迎えに行っていますが、上の子が習い事をしている関係もあるので、火・水・金は幼児も含めて帰宅が20:00頃になってしまうんですね。なので、月・木は早めにお迎えに行って、家で子供との時間を過ごしながらBUYMAの仕事したり、家事したり、他の仕事したりしていますね。

振り返ってみると、時間の使い方はめちゃくちゃにうまくなったなと思うし、そこに必ずついて回るメンタルの保ち方がうまくなったなって感じますね。

前は「時間内ない」が口癖だったけれど、それが今はほぼないです。

 

重堂:素晴らしい!

もちろん状況が変化したり、スタッフさんがいてくださったりで周りの協力などがあってのことだけれどもそれを創ってきたのは間違いなく舞ちゃんの努力の賜物ですしね。

この5年間で技量も培われてきてのことだと思いますが、元々は”夜の女”の時間wでやってたわけでしょ?
当初はこの6時間ぐらいの時間でどんなことを意識して取り組まれていたんですか?

 

舞:はい、自分の体調とかには結構敏感ではあったと思うので、都度、作業内容を入れ替えるってことは意識していましたね。

BUYMAの場合は最初は大変だけれど覚えてしまえばあとはやることは同じ、その繰り返しだから、自分が優れていない時には例えば頭を使わないで身体をつかうだけで良い仕事から先にやってしまうとか、そう言った工夫はしていましたね。

リク落ちは日付が変わった瞬間にやると決めてスタンバイするんだけど、その数に唖然としてお口ポカンになったりね(笑)

大きなベースは昼の13:00から15:00にリサーチをしていて、これは子供たちに話しかけられたりという邪魔がない時間帯、自分が最も集中できるとわかっている時間にやっていました。

 

重堂:なるほど!時間時間って意識が働いてしまうけれど、そこはマインドも込みで考えることをしていたから、早くにルーティンが確率されていたってことですね。

歯磨きしないで寝るなんて気持ち悪い!
BUYMAしない日があるなんて気持ち悪い!

これが同意似語にするまでがとても時間がかかると思うのだけど。

 

舞:だって、嫌な未来しかこないってのがわかってましたもん。

最初はもちろん大変だったけど、この可能性にかけるって決めた訳だし、戻りたくないですもん。これで成果出なかったら今までと同じだって思うといやで嫌で仕方がなかったから。

背水の陣ってやつですね。

 

重堂:それは最強ですよね!自分に対する言い訳がなくなるから。

時間があるないではなくて、嫌だなというところに戻りたくないという気持ちを持ち続けたことで、様々なことを考えて愚直にやり続けられた結果だったんでしょうね。

今の舞ちゃんの話から改めて

「時間はつくるものだ」

という言葉の意味が腑に落ちた方も多かったんじゃないかなと思います。

 

それでは、BUYMAスタートから今日に至るまで嬉しかったこともたくさんあったと思いますが逆に大変だったこと、苦しかったことを、またそれをどうやって乗り越えたのかというエピソードを1つ教えてください。

 

舞:いや〜、、、苦しみレベルの方が圧倒的に多すぎて抜粋は難しい(笑)

ですが1つ、一言でいうと私の場合は「お金の問題」ですね。

夫の物販業が上手く行かなかったことが大きなきっかけにはなったんですが、彼は副業が禁止の会社に勤めていたこともあるので、私の名前で銀行融資を借りてスタートしたんですね。

いくら夫婦とは言え、自分の名前を貸すということは、失敗しても貸された人間が責任を取るということを意味するわけで、そういったことを考えることが出来ていなかった私の当時の心情としては、何かがあったとしても

「夫がどうにかしてくれるだろう」という依存もあったと思うんです。

 

無知ほど怖いものはない

 

結局その融資が返せないという事態になり、状況が変化した今も残りはあります。

家族にも金銭的な問題があり、そう言う時の会話って解決に向かうというよりは、マイナスな方に思考も感情も引っ張られて行ってしまう場合が多いように感じていて、まさに共依存的な状況になっていたように思います。

こちらもまだ根本的な解決には至ってはないんですが、家族含め、知識的に無知であったこと、自分がちゃんと地に足つけて自立できていなかったからこそ飲み込まれて振り回されていたと思います。

自分ではない人が創ったお金の問題に振り回されていたのは苦しかったけれど、月日が流れた今、この経験があったからこそこの週末の誕生日旅行も自腹で満足できるようになりましたしw、

もうちょっと普通の家庭に生まれたかったって思ったこともあったけれど、

無事に34歳の誕生日を迎えたことで、「産んで育ててくれてありがとう」という感謝を直接両親に伝えることが出来るようになったのは大きな成長だったなと感じました。

今まで言いたいけど言えなかったことでもあったんです。

 

自分自身に自信がなかったから

 

こうした経験を経て今は、良い意味で一線を超えられたなというのがあって、これまでも歳を重ねてきたけれど、特別な34歳になったなと思いました。

 

重堂:感慨深いですね。やはりこの成功の裏には弛まぬ努力がおありだったんですね。

私たち周りの人間は、寄り添って話を聞いて差し上げることはできると思いますが、結局のところ目の前にある自分の道を妨げている大きな岩を退けられるのは自分だけなんですよね。

舞ちゃんは最初、知識もないし怖さもあるし、そんな面持ちから小さなアイスピックで恐る恐るその岩を削るところからはじめて、知識を得て削り方のコツを覚えて、今度は仲間を得て武器を強くしたり数を増やすことができて今じゃ何馬力の力が出せるようになったわけですものね。

今こうして、大変だった話を笑って話せるようになったのはきちんと自分が自分と向き合って答えを出し続けてきた結果だったことだし、「藏杉舞」を作ってきた軌跡であったのだと思います。

大切なお話をしてくださりありがとうございます。

さて、物販においては今まさにブラックフライデーを経て盛り上がりを見せているところではあると思いますが、11月は最高月収だったんですよね?

舞:BUYMA単体ではそうなんですが、最高月収で言うと、10月は輸出業とBUYMA(輸入業)合わせて月収110万円の利益でした。で、今月がBUYMA単体で月収80万円です。

 

重堂:すごすぎる!
ズバリですが、最高月収を達成できた要因はなんでしたか?

舞:それがうまく言語化できなくて、、、本当にコツコツやってきたことが棚から大きなぼた餅現象が起きたような感覚なんですよね。

アカウントがここまで成長できた要因としては2つ考えられるかなと思っているのですが、まず1つ目に、月収が35万円だった頃、実は160件程の受注を取っていました。

決して悪いことばかりではないのですが、単純に1月に160人のお客様の対応をさせていただくわけなので、トラブルの数もそれなりにありますし、この状況をこのまま続けるのは難しいなと感じたんですね。

そんなくすぶりがある中で、当時講師だった亜紀子さんの利益率と出品数とのバランスがものすごく理想的で、、、そこに近づくためにどうしたらいいのかを考えるきっかけをいただいたんですね。

そこまで紆余曲折ありながらも利益は順調に延ばせていたから、慣れてる世界を変えていくのはちょっと怖いなと思っている時に良いか悪いのか、、、2020年の7月(出産の1週間前w)出品停止のペナルティをくらったんです。

これが2つ目のきっかけとなりましたね。

結果的に2000品ほど出品していたものが、たった1日で0になってしまったんです。
ただ、コロナ渦で他国からの商品が届きにくい、そもそも発送がしてもらえないような状況下だったこともあったので、BUYMA事務局からも管理だけはしっかりしてねという通達をいただくまでに止まったような状態でした。

そんなことがありましたが、身重で動けないことを逆手にとって作業に没頭しまして、、、3日間で800品ぐらいの商品を戻したんですよね。その時にちょっと頭を使ってというか勝負に出てみて、今までとは少し戦略を変えてみたんです。

それが功を奏して、アカウントの流れが変わっていわゆる薄利多売のような状況から抜け出せたことも、利益を伸ばしていったきっかけの1つとしてとても大きなものになったなと思います。

 

重堂:素晴らしい。
爆発的ではなくて、今までの積み重ねで準備していた着火剤に火がついたということだったのですね。

今の話で1つ驚きだったのが、状況がすごすぎて、出産がオプションに聞こえてしまうような状況だったということですね(笑)

舞ちゃんの言う通りで、何かを変えるって怖さが必ずついてきて、ものすごく勇気のいることですよね。

だけれども、一見ネガティブに考えられる出来事を逆手にとって行動に落とし込んでいける、口だけではなくてやるっていうこう言うことだと魅せてくれる姿、

1つ1つの課題と向き合って、それをどう行動に変えていくかを体現しているのが舞ちゃんの在り方だなと思います。

 

では、最後の質問になりますが、舞ちゃんにとって、在宅ワークとは?

 

舞:最強の矛

ですね。こんなに色々なことを叶えられる世界って他にはないなって心底思っています。

私は基本的に突発人間だから、こうだ!と思ったらやらないと気が済まない性格です(笑)

在宅ワークの働き方は、最初はもちろん大変だし、今だって自分のことを自分で責任を取ると言うのはとても簡単とは言えないことが多いけれど、コントロールできる自由な時間を持てるし、自分が頑張ったら、頑張った分の対価が目に見えて手にすることが出来る。

無知なことでトラブルを作った瞬間もあると思うけれど、知識をアップデートしたり、一緒に旅してくれる仲間ができてくると一馬力の矛だけではなくて、こうした盾も手に入れながら前に進むことが出来るから、このスタイルがあっているなって思っています。

 

重堂:ありがとうございます!今まで見ているだけだったBUYMAがまさに自分自身の武器になりましたよね。

きっかけは何であれ「何かを変えたい」という想いを行動に移し体現してきた舞ちゃんの強さはいつだって、

「自分ごと」

に置き換えた時にどうするかなと言う視点を持ち続けていることだと思います。

人には弱い部分が必ずあるけれど、良い部分だって絶対にある。だから、自分が自信を持ってできる事は何かな?どこにいたら良いのかなということを、常に意識して行動に落とし込まれてきたんですね。

今後もさらにより良い道が開けていかれることを期待しております^^

ということで本日は舞さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。

舞:ありがとうございました。