Stellar Girl’s College(通称SGC) 校長
左:サラザールヘルナンデス郁未さん
重堂:本日は、郁未さんにお越しいただいて、お話を聞いていこうと思います。
早速ですが、お名前と住んでいる場所と家族構成を教えてもらってもいいですか?
郁未さん:サラザールヘルナンデス郁未と申します。カナダのアルバータ州というところに住んでいます。
重堂:それでは早速ですが、在宅での仕事歴というところで、BUYMA、他いろんな選択肢があると思うんですけど、今、郁未さん自身が在宅でのお仕事、大体何年ぐらい前からスタートしたか、お仕事歴をお伺いしてもいいですか?
郁未さん:BUYMAは大体1年ちょっと前から始めました。1年2ヶ月くらいですかね。
重堂:まだそんななんですね。まだ立ち上がったぐらいの赤ちゃんな状態ですね。
ではBUYMA以外は、こういった在宅でのお仕事っていうのは、今まではされたご経験はなかったんですか?
郁未さん:ないです。
重堂:そうなんですね。今BUYMA歴としては1歳2ヶ月ぐらいという郁未さんですけど、「働く」というといろんな選択肢が私たち特に女性にはありますけれども、そもそも何でこの働き方をしようと思ったのかを、教えていただけますか?
郁未さん:たくさん理由はあるんですけど、一番大きかったのは、空き時間をもっと使ってお金を稼ぎたかったから。、昔から家族が結構ハードワーカーなので、私もアルバイト何個も掛け持ちしてて、バイトのあとにバイト行って、またバイト行くとかいう学生生活で(笑)
重堂:すごいですね。
郁未さん:そうなんですよ。
それがカナダのすごい小さな町に急に来て、5時、6時とかに仕事が終わって家帰ってきて、家族の時間楽しいなって思いつつ、どこか頭の片隅で、この数時間あったらこんだけ稼げたのになっていう、、、
なので、別の仕事したいなって思いつつ、本当に小さな町なので、結構知り合いが多いんですよね。
どこにでも知り合いがいるので、別のところで働くのも恥ずかしいっていうわけじゃないけど、あそこのあの子だっていうのがなんか嫌だったので、在宅がいいなって思って、在宅で探してました。
重堂:すごいですね。めちゃめちゃキャリアウーマンタイプだったわけですね、昔から。
郁未さん:なんか動いてないとって感じですね。
重堂:止まってられないタイプってことですね(笑)
郁未さん:そうです。
重堂:じゃあ今も何かお仕事されつつ、BUYMAをやられてるっていうライフスタイルですよね。
郁未さん:そうです。さっき帰ってきました、仕事から(笑)
重堂:悪い言い方をすると、ほぼ病気ですね、、、笑
郁未さん:いや、本当にそう思いますよ(笑)
重堂:でも、「止まってられない」って何か根元に原動力があると思うんですよ。
その時間があったら、例えば家族とゆっくりしたいって方もいれば、スポーツやりたいとか、どこか遊びに行きたいとか、それが郁未さんの場合は、この時間あったらこういう仕事ができるんじゃないかっていう思考から始まったと思うんですよね。
そんな中でBUYMAを選択されたと思うんですが、もともとBUYMA自体は、ご存知だったんですか?
郁未さん:はい!知ってました。
もともと海外に興味があったので、海外のブランド日本で買えるんだって前から思ってたのと、日本にいた時は、スタイリストをしてたこともあって、結構ファッションが昔から好きなので、ファッションに関わる仕事だし、在宅だし、海外でも使えるのいいなって思って始めました。
重堂:いいですね。じゃあBUYMA自体はなんとなく知っていて、お客さんとして買い物した経験はあったんですか?
郁未さん:多分、、、それはない気がします。1回あったかな?!
重堂:結構皆さん始められた当初って、バイヤーができるなんて知らなかったみたいな方がいらっしゃるんですけど、BUYMAで働くっていうこと自体は、どこでどういう情報源から知り得たものだったんですか?
郁未さん:InstagramでSGCの広告が出てきて。そのSGCの広告の皆さんのキラキラと、私もこういう女性になりたいって思って。
そこからBUYMAはバイヤーとして仕事ができると知って、在宅での仕事が出来るしとちょうどいいな!ってなりましたね。
重堂:ありがとうございます。キラキラ、、、SGCはゴリゴリ体育会系ですけどね(笑)
郁未さん:確かに(笑)でも、それがちょうどいいかもしれないです、私は。
重堂:ありがとうございます。
じゃあもともとバイヤーがなんちゃらというよりは、SGCって何だ?みたいなところからスタートして、いろんなタイミングと状況がマッチしてのお仕事開始だった、という感じだったんですね。
郁未さんはまだ始められて、1年2ヶ月ぐらいだと思いますが、その間の利益推移を教えてください。
郁未さん:1ヶ月目から5ヶ月目くらいまでは、約月5万くらいで。
6ヶ月目に月収8万円を稼ぎ、スタートから7ヶ月目ぐらいに月収10万円を達成しました。
そこから今までは徐々に上がっていって、今は月収15万円から20万円をキープって感じですかね。
重堂:ありがとうございます。意外!
3ヶ月ぐらいで月収10万円稼いで、そこから外注化を頑張って、、、みたいなシナリオかと思っていましたが初めてのボーダーを超えるまでに7ヶ月かかっていらしたんですね。
一生懸命足踏みしてるっていう時間が長いほど、きつい、苦しいみたいな状況もあったかと思いますがそういう時にすごい踏ん張りを利かせてたのが郁未さんだったんですよね。
土台をすごい頑張って形成されていて、お家でいうところの「基礎」の部分がきちんとしているっていう状態だと、そこにちゃんと積み上げていくもの(=利益や人、チーム力など)があると、教科書的に右肩に推移していく方が多いなっていう印象です。
そこが今の郁未さんは、見えてきてらっしゃる方だなっていうところで、月収15万円から20万円ぐらいを推移しているという、郁未さんの今の現状ですが、郁未さんがBUYMAにおいて、この仕事好きってやつと、これちょっと苦手っていうものを1つずつ教えてもらってもいいですか?
郁未さん:苦手な仕事は価格調整。これはもう100%苦手です。好きな仕事はたくさんあるんですけど、1つだったら、スタッフのみんなとチャットすること。ちょっとBUYMAに関係ないけど。でも、リサーチも好きです。
重堂:ありがとうございます。ちなみに価格調整が嫌いな理由は何ですか?苦手な理由は何ですか?
郁未さん:つまんないって思っちゃうんですね。1個ずつ見るの、超つらいです。同じことをクリックして戻って、クリックして戻ってが結構つらいですね。
重堂:単調作業だし、数字とずっと格闘していかなきゃいけないというね。
とはいえ、面白くて好きな人は本当に好きなんですよ、こういう作業がね。
今本当にチームの中で和気あいあいとみんなとコミュニケーションを取ってるのが、今は好きっておっしゃられたと思うんですけど、これが苦手っていう人もやっぱりいらっしゃいますよね。
ぜひ自分に当てはめて考えていただけたらなと思います。
ちなみに郁未さん、まだまだもちろん上を目指されている状況かと思いますが、お金と時間の程よいバランス感覚を構築しつつある要因って、何だったと思いますか?
郁未さん:1つ目は講師の方もよくおっしゃってると思うんですけど、
自分がなりたいとか叶えたい金額と、ライフスタイルを逆算した
から良かったのかなっていうのはすごい思いました。
私は例えば今夫がもうすぐ大学卒業するんですね。
まだ大学通ってて、9月から学校の先生になるんですけど、その前に私、この8月末に旅行2人で行きたいなって思ってて、それを2月ぐらいからずっと思ってて、、、
じゃあ8月に旅行行くまでに私が旅行先でリサーチだけすればいい状態にしたいなって思って、この人にはこの月中にこれをやってもらおう、その次の月にこれをやってもらおうっていうのを、頭の中で考えて実行に移したからこそ、それが良いように働いたのかなっていうのを思いました。
逆算できたのが良かったのかなと。
重堂:すごいですね。他にはありますか?
郁未さん:もう1つあります。
それは、自分に合った目標設定に変えたことがすごい良かったかなって思いました。
SGCに入った時、この月までに何万叶えたいっていう目標を立ててて、貼り紙とかをしてたんですけど、その目標はよく分からずなんとなく設定したものだったんですね。
何でその金額なのかが自分の中ですっきりしてなくて、もっと上に行きたいなってもちろんまだあるんですけど、ただ、この設定に全然達成してないなって自分で思っちゃったり、、、
あとは他の方の日報を見て、この人こんなに稼いでるのにいいなって思っちゃったりとかする時期もありました。
ただふと、リサーチできる国ももちろん違うし、細かいことを言ったら、パートナーの性格とかでも絶対違うと思うんですよ。
お子さんの性格とか、住んでる地域とか、、、1人ずつ違うのに、
「何で私日報で比べちゃってんだろうな」っていうのはすごい思って。
そこから自分に合ったライフスタイルで、自分に合った目標設定をしないとなっていうのに気づいて、そこから本当に自分が欲しい金額だったりとか、自分が本当に欲しいって思ってるものとか、買いたいと思ってるものとかって何なんだろうって思ったら、自分の貼り紙してた金額なんて全然いらないなって思って(笑)
結果的に大きく自分の目標設定を変えましたね。
なので、そこから自分のことも認められるようになったし、比べずにいいところだけピックアップできるようになったので、それも良かったのかなって思いました。
重堂:素晴らしいですね。ありがとうございます。
「これでいいじゃん私!」って、思えたきっかけって何かありました?
郁未さん:やっぱり「環境が違うじゃん!」って、ふと思ったんですよね。
だって、カナダ内でも税率が違ったりとか、家族構成が違ったり、仕事の状況が違ったりとかで、逆に何で人と比べてるんだろうって思ったんです。
比べる対象じゃないのにって思って。
重堂:そこに気づいたっていうのが素晴らしいことで、この仕事はパソコンに向かって日々ひたすら1人でやってるっていう環境だと思うんですよ、どの人もね。
そういう意味ではみんな同じではあるんだけど、本来は郁未さんがおっしゃった通りで、生活環境も年齢も性別も、そして性格ももちろんバラバラだし、時間軸も全然違うし、使える時間も違うかもしれないしみたいな状況かと思うので、己にベクトルが向くかどうかっていうところって、結構重要だなっていうふうに思うんですよね。
郁未さんが体現してくださった通りで、最初例えば同じ国に住んでいるっていうところだけが共通項なのに、いつのまにか環境が全く同じであろうと錯覚してよくわからないところで意地張っていたりするんですよね。
SGCの色々なWEB会でも毎回出てくると思うんですが、小さくてもいいから確実にクリアできる目標を作って「できた!」って思えるところから、まずやろうねという話で。
郁未さんはまさにそこにご自身で気づいて、そこを修正したっていうところだったと思うんですよね。
ちなみに言えたらでいいんですけど、その貼り紙をしてたのは、金額的にはどのぐらいを目指されてたんですか?
郁未さん:恥ずかしいですけど、本当にこれ私計算できないんで、書いてたのは確か3ヶ月で10万、達成せず。
6ヶ月で分かんなかったんで、じゃあ倍にしようで月収60万とか書いてたんですよね。
で、1年で100万って書いてて、、、
いろいろこんなに?って、途中で気づきました。
重堂:素晴らしい。本当そうなんですよね。
カナダと日本では、物価が全然違ったりすると思うので、それなりにお金がないと生活ができないとか、外食ができないとか、いろいろあると思うんですね。
日本は日本で今円安になっちゃってっていう状況だから、買い付けするにも高い、みたいな状況になるわけですよね。
だから、そうなった時に、自分がどの道を選んでいったら自分にとって、一番最短で最高の道なのかっていうところは、今回の郁未さんの話をきっかけに、ちょっとふと立ち止まってほしいなと思うんですよね。
よくSGC代表の志穂さんも言ってるんですけど、
「一発100万円稼ぐよりも、10万円を10ヶ月間ずっと稼ぎ続けるほうが難しいし、価値がある」
っていうことを常々おっしゃってると思うんですけど、本当その通りだなと思って。
だから、今の郁未さんの中では、この15から20万っていうところが、今ご自身の生活環境とスタッフさんのいろんなバランスとっていうところでは、心地がいいんだと思うんですよ。
ここからスタッフさん自身がレベルアップしてたりとか、またいろんな環境にで増えたり減ったり、いろんなことがあると思うんですけど、そこと共に自分の時間が増えていって、お金の金額っていう部分では変わらなければ、郁未さんの自由な時間は増えるっていうわけなので、そこに価値を感じられる方もいれば、時間は今のまま、このバランスを保ちたい、もうちょっと上行きたいとか、いろんな方がいらっしゃると思うので、ご自身にとって一番ベストなバランスがどこなのかっていうのを、ぜひぜひ洗い出してもらいたいなと思いますね。
すごいきっかけだったんだなと思って、聞いてて、おぉと思いました。ありがとうございます。
郁未さん:泣いてましたからね、月収10万円が未達の頃。
重堂:時間も長く感じますよね。半年以上、目標に到達しない時間を過ごしていたわけですから。
郁未さんもここまではいろんな葛藤があったようですが、最近の日報を読んでいる限りではすごく楽しそうに、チームを作られているような印象もあって、簡単ではないと思うんですけど、軽やかに行ったように見えたんですよね。
スタッフさんはじめお客様など人との関わり方が結構肝になってくる時期かと思いますが、人との関わりの中で、郁未さんが意識していることとかがあれば、教えてもらえますか?
郁未さん:意識していることは、お客様に対しては結構簡単で、気持ちにただ寄り添うことです。
すごいオーソドックスだと思うんですけど、気持ちに寄り添うことがすごく大事だなと思っていて。
例えばお客さんから、よく私が来る問い合わせが、「商品まだ届かないんですけど!」って、発送後に来るタイプ、、、
すごいよくある質問だと思うんですけど、そういう質問もお客様って、マインド的にはまだ商品届かないな、遅いなとか、楽しみにしてたらこの日までに届くかなっていう、いつ来るかなっていう不安が裏側にあって、頭の中で変換して、まだ届かないんですけどって言ったりとか、いつ届きますかっていうふうに言ってるかなって思うので、そういう時に一言、
「海外からの発送だと不安になりますよね』
って言ったりとか、、、文章には書かれてない気持ちに共感してあげることは、すごく意識してます。
重堂:ありがとうございます。スタッフさんとかには何かありますか?
郁未さん:スタッフに対しては、いい意味で一番私はこれをすごく気をつけていて、どんな仕事でもよく使えるなって思うんですけど、
「みんなの意見をいつも聞く」
ってことですね。
例えば、最近どう?ってみんなに聞いたりとか。
BUYMAのチームで私は一応上には立ってるけど、出品をしてくれたりとか、価格調整したりとか、商品のことをより見てるのはスタッフなので。
なので、最近こういうお客さんが多いですって聞いたりとか、自然に教えてくれたりとか、現場のことはスタッフのほうが知ってるので、そういうのはみんなに聞くようにしたりしてます。
重堂:素晴らしいですね。
今、”寄り添う”というキーワードが出てたと思うんですけど、ここはお客様だろうが、スタッフさんだろうが、郁未さんの良さが多分一番出ているところだと思うんですよね。
経験ある方もいらっしゃると思うんですけど、オンラインでお買い物して、不良品等の連絡したら一向に堂々巡りの自動配信メールが来るみたいなね、、、
悲しい思いを自分がすると、いざ自分が提供する側に回ると、その気持ちってよく分かったりすると思うんですけど、外注化を進めていくと、いい面でも悪い面でも慣れが生じてくるし、仕事としてはまるっと引き渡すことができたとしても、自分と同じ心持ちでっていうところまではそんなに簡単に、パッと人が引き継いでくれるっていうわけではないわけですよね。
自分と同じコピー人間が、すぐつくれるっていうのはなかなか難しいことで、私たちもそれなりに、ちょっとご意見いただいてへこんじゃったりとか、逆にすごいハッピーなことがあって浮かれたりとか、BUYMAの中でもいろんなドラマがあると思うんですけど、それを全部最初って、自分で体現して、自分で1馬力で全部やりこなしていくじゃないですか。
どれだけ怒られようが、何とかして解決しなきゃいけないっていう状態になっていて、SGCを活用されたりっていう方がほとんどだと思うんですけどね。
現場の声をどの立ち位置になっても聞きに行くっていう、そのスタンスですよね。
郁未さんは本業でも、もしかしたら無意識のうちにそういうことをやってるかもしれないし、最初は意識的だったかもしれないけれども、やっぱりそこって、お客さんに対してやっていることっていうのはスタッフがよく見てるし、スタッフに対して、そういう教育ができてると、人間力そのものを伝えるような接客っていうのが、できていくんじゃないかなと思うので、だからこそチームをつくりながら利益が伸ばせてるっていうところ、そこが本当に郁未さんの強さだなっていうふうに、お話聞いてて思いました。
ちなみに郁未さん、プロファイルテストってされました?
郁未さん:しましたよ。重堂さんと一緒で、ディールメーカーです。
重堂:そう、同じ人種(笑)
今の話を聞いていて、私それ(=対人)苦手だわって思うタイプの方もいらっしゃると思うんですよ。
そういう方は、我々のような人間を雇ってください。
人が好き、会話が好き、聞くのが大好き。
言ってしまえば、ちょっとおせっかいぐらいの人をチームの中に入れ込めると、そういう人間に接客をぜひ伝授したりとか、その方を信用して、ある程度、失敗したら私責任取るよぐらいの感覚で任せてあげて欲しいなと思います。
自分もとても楽にはなると思うし、我々のような人種は、好んで接客をしますから(笑)
郁未さん:頼られるとうれしいですよね。
重堂:意見をもらっても、大体がどうやってカードをひっくり返そうかな、みたいなことを考えたりとかします。
負けんなとかってなってるんだけど、どうしたら静まるかなみたいな感じとか、意外とそういう人と仲良くなっちゃったりなんていうのが、しちゃったりとかね。
郁未さん:確かに(笑)
重堂:ね(笑)
ただ雇ったらそれでいいってことではなくて、まずはどんなプロファイルであろうと自分がやってる姿を見せてあげて、郁未さんのように教育者として寄り添ってあげるスタンスなのか否かを見極められるようになることも勉強だなって思います。
ちなみにスタッフさんは、クラウドワークスとかで募集されたんですか?
郁未さん:そうです。クラウドワークスで基本的に募集して、うち1人は、スタッフの1人が紹介してくれて今やってくれてます。
重堂:まさにディールメーカーですね。
郁未さん:無意識ですけどね。本当にうれしいです。
重堂:人が人を連れてくるパターンですね。
なので、例えばそういう働き方があるよじゃないけれども、それをやっていったことによる対価と仕事とのバランスとっていうのが、郁未さんは作るのがとても上手なんだと思うのでね。今スタッフさん、ちなみに何人いらっしゃいますか?
郁未さん:5人ですね。
重堂:5人。別にすごい多いわけでもないし、めちゃくちゃ少ないというわけでもないし、とてもいいバランスでやられてるんじゃないかなと思いますので、増やす予定とかはありますか?
郁未さん:もう1人紹介してくれるみたいで、明日面談があります。うれしいです。
重堂:おー!!また良いご縁が増えると良いですね。
素晴らしいですね。となると、1馬力だったものが6馬力になるってなると、やれることも6倍になってくるっていう考え方だったり、自分の時間を6分の1にできるっていう考え方っていうのは、やっぱりハマってくると思うので、それは今の郁未さんのやり方を参考にしていただけると良いと思います。
インスピレーションが長けてらっしゃる方たちは、次、次という感じではあると思うんですけど、BUYMAは嫌でも同じようなルーティンがずっと回ってきますよね。
商品を出品して、それを見てくれたお客さんが買って、我々が買って、検品して発送してっていう。
この一連の流れっていうのは、どうしても物を動かして、そこに人がいるっていう状態なので、途切れることがないわけなんですよね。
なので、この仕組みをどうやってつくるかっていうところ、より円滑にするにはどうしたらいいかっていうのを考えていくほうにフォーカスすればいいと思うんですけど、とにかく0→1苦手っていう方は人を育てて、自分じゃない人たちだけでもチーム力っていうところで、ある程度アカウントが回せるっていうところを、ぜひ郁未さんのように参考にしていただけたらと思います。すごい貴重なお話をありがとうございます。
郁未さん:いえいえ。お話をお伺いしてて、なぜか1個思い出したんですけど、シェアしていいですか?
重堂:ぜひ。
郁未さん:私、日本で働いてたときにスターバックスのマネージャーをしていて、コーチングについてのレッスンとかがあったんですよ。
1個みんなにシェアしたらいいかなって思ったのが、上に立つものとして、3回間違いをするまで指摘しない、っていうルールがスターバックスの中にあって。
BUYMAでも他の作業でもそうなんですけど、人って間違いを侵すじゃないですか。
そういうミスをするときに、いろんな状況があってミスをしてしまうことがあるっていうのがあって。
例えばお子さんがいらっしゃるママさんが作業してくれてたら、もしかして声かけられたときに、何かタップしちゃって間違えてるとか、たくさん状況がある中でミスをしてしまってるかもしれない。
そんなときに1回たまたまミスしたものを上から、上司から指摘されると人間的に反抗心が出ちゃうらしくて、心の中で。
なので、私が働いてたときは、同じ人が3回ミスをするまでは指摘をしないっていうルールがあったんですね。
私は今の本業でもこのBUYMAでもそれは気をつけていて、例えば3回目までミスしたら、もしかしてたまたまかもしれないって思った上で、3回経ってから、これそうですかねって、ちょっと下から間違いを指摘するっていうのはすごく気をつけていて、これは多分ディールメーカーじゃなくても皆さんできることだと思うので、もしかして役に立つかもしれないなと思って、シェアさせていただきました。
重堂:素晴らしい。ありがとうございます。
やっぱりさすがですね。人をもともと動かすこと、動かす力を持たれてた方が自分でビジネスをして羽ばたいていくと、こうなるっていうのをまさに見せてくださった。
郁未さん:いえいえ。
重堂:やっぱり大きな組織にいらっしゃった中で、そういうポジションを経験されてるってなると、とんでもない人数だと思うんですよね。
今の自分の5人の外注化っていうのをまとめるのが、簡単と思われる方もいらっしゃるかもしれないけど、少数精鋭は少数精鋭でやっぱり大変だし、大きな傘下ではなくて、自分のお店の中でそれをやっていくところだと、郁未さんが今は、一番上にいる立場のところから、どういうふうに人を動かしていくっていうところは、自分自身にある程度の魅力がないと、人はついてこないとは思うので。
そこの1つが、そうやって日々気をつけられていることなんじゃないかな、というふうに思いますね。
ありがとうございます。
これは別に仕事のみならず、どんなことでも対人っていうことを考えると、使えるという表現は適切じゃないと思うんですが、1つのスキルとして、郁未さんにシェアいただいたことを皆さん、ぜひ持ち帰っていただけたらと思います。
ということで、質問としては最後になりますが仕事をしていく上で大切にしていることを1つ教えてください。
郁未さん:ずばりですが「自分の心地よさ」を一番大切にしてます。
チームでも、お客様に対してとかでも、マインドってすごくいろんなことに関わってくると思うんですよね。
私も月収10万円に届かない頃は、毎回講師タイムで泣いてましたし、その時も、このマインドから抜け出せない限りは、多分10万行かないなって自分の中でも思ってたりとか、、、
月収10万円達成してからは考え方にも変化があって、奇妙なくらいマインドっていろんなことにつながってるんだなってことを体現しました。
外注化してからも、「なんかこのスタッフさんちょっと違うかもな」って思ったら見切りをつけるとか、自分の心地よさは一番大切にしてますね。
なので、クレームとか入りそうなお客様とかがいたら、利益こんだけ出るけど、多分私の性格上、取引完了するまでこのお客様のことを考えるから、じゃあ1ヶ月分この利益のために、マインドを潰すってなったら、、、とか、自分の気持ち、自分の精神状態を一番大切にしてます。
お金には代えられないので。
重堂:素晴らしい。ありがとうございます。
プロファイルが全てではもちろんないと思うんですけど、皆さんそれぞれエンジンのかけ方だったり、自分の元気を保つ秘訣みたいなのがあると思うんです。
みんなそれぞれのスイッチが、自分に対してベクトルをつけたほうが、いい方もいらっしゃるという感じだと思うんですけど。
まとめちゃって恐縮ですが、我々の人種は、本当に自分の体感、心地よさっていうところとか、何より平和を重んじるパターンですよね。
なので、さっき本当にうなずいてしまったんですけど、どれだけ目の前に大きな利益が転がってても、自分の心自体が平穏でないと、それを取らないという選択をするというような人種でございまして、まさに郁未さんもそこを大事にしてる。
だからこそ、お金と時間のバランスとか、これ時間だけじゃないと思うんですけど、時間って自分の命と直結するものだと思うので、1ヶ月間悶々としてずっと悩んでて手にしたお金よりも、そこを捨ててでもチームで楽しくやっていたりとか、また違ったチャンスを見つけられたりとか、そっちのほうにフォーカスをされるっていうことを、すごく大事にされておられますよね。
これをすると自分は気分が上がるとか、こうなっちゃうと落ち込むとか、自分を深く知れると本当にいろんなものに直結していくと思うので、ぜひ、郁未さんのように、これっていうものを見つけていただきたいなと思います。
ということで長くなりましたが、本日は郁未さんにお越しいただきました。
郁未さん、どうもありがとうございました。
郁未さん:ありがとうございました。